キャンプ場にいるアブは危険?咬むアブの生態を知って対策しよう!

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キャンプ場でアブに遭遇した経験ありませんか?アブはハチに似ていて、人に寄ってくるから怖い昆虫ですよね。アブは皮膚を咬んで吸血し、咬まれた患部は痛みを伴い耐えられないほどのかゆみがしばらく続きます。そんな怖いアブの生態を知って対策をしましょう。

キャンプ場にいるアブは刺す?見た目が怖いだけ?

キャンプ アブ

山林のキャンプ場はアブをよく目にする機会が。普段、街で生活しているとなかなかアブに遭遇しないので、キャンプ場に来たな~!という気分になります。アブはよく見るとハチにそっくりで、ブンブン近くを飛んでくるし、なにより大きいからやっぱり怖い。

でもアブって本当に刺すの?今まで何回もキャンプに行ったけど、アブには刺されたことない。そもそもあんな大きい虫が自分にくっつこうものなら、噛まれる前にギャーーーーー!!!ってなる気が。アブはハチと似てるけど、ブヨみたいに咬んで血を吸うんだとか。痛みを伴ってその後、患部がかゆくなるアブの被害にあわないように、アブの生態を知って対策しましょ。

アブの生態・習性を知ろう

キャンプ アブ

アブとハチの違い

アブとハチは似ていますが、アブはハエの仲間です。言われてみればハエにも似てるような?咬まれて被害があることから、ハチに似ていると思い込んでしまっているのかもしれません。ハチは巣をもちますが、アブは巣をもちません。

アブとハチの大きな違いは攻撃方法です。ハチはよく知られているようにお尻にある針で刺して攻撃しますが、アブは鋭い口器で咬みつき皮膚を切り裂いて流れ出る血を吸います。

どんなアブも咬んで吸血するのか

すべてのアブが咬んで吸血するわけではありません。アブの食性は大きく分けて3種類あります。

  1. 訪花性のアブ…ハナアブのように花粉を媒介して花・野菜・果樹など植物の受粉を助ける
  2. 捕食性のアブ…ヒラタアブの幼虫のようにアブラムシを食べる益虫として活躍する
  3. 吸血性のアブ…家畜や人間の血を吸う

キャンプで怖いのは③の吸血性のアブ!このタイプの中にも馬や牛などの家畜を好んで吸血するアブもいれば、人間を好んで吸血するアブもいます。人間を好むアブは、アカウシアブ(体長20~30mm)、ヤマトアブ(体長17~23mm)、イヨシロオビアブ(成虫の体長11~14mm)、キンイロアブ(体長11~13mm)などです。

ちなみに、吸血するアブはメスのみで、産卵期になるとたんぱく源を求めて吸血し、卵巣を発達させて産卵します。

アブが活動する期間・時間

アブは日本全国に生息し、梅雨明けの7月~9月頃まで活発に活動します。アブは昼行性で、朝方と夕方に被害に遭いやすいので注意。気温が18℃以上になるとアブが活動的になりますが、暑さが苦手なため30℃を超えると活動を抑制します。また雨や風の日も動きにくく飛び回ることはありません。

どうしてアブは人に寄ってくる?

キャンプ アブ

アブが車や人に寄ってきて怖い思いをしたことがありませんか?アブは車の排気ガスや車体の熱に反応して集まる習性があります。キャンプ場では、車のエンジンを切って2~3分待ってから下車するとアブが近づいてくる恐怖を軽減できます。またアブは人間や動物から排出される二酸化炭素や汗、柔軟剤などの匂いにも反応して寄ってきます。また黒い服や黒い髪に寄ってくる習性もあるので注意が必要です。

アブに咬まれるとどうなる?

アブは皮膚を切り裂いて吸血するので、咬まれた直後は痛みを伴います。その後、患部が腫れ猛烈なかゆみが襲ってきます。そのかゆみは我慢しがたいもので、かきむしって傷を悪化させてしまうことも。かゆみや痛みは2~3週間ほど続くので、咬まれると厄介な虫といえます。

アブに咬まれてしまった場合の対処法

キャンプ アブ

アブに咬まれたらすぐに流水で患部を洗い流します。その際、血を絞り出すように洗うのがポイントです。(ポイズンリムーバーを持っている場合は、咬まれた直後であれば有効です。)その後はステロイドの軟膏か抗ヒスタミン剤の塗り薬を患部に塗りかゆみ対策をしてください。

アブに噛まれないための対策

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服の色・生地の厚さが重要

吸血する恐ろしいアブ対策には、前述したように服の色やにおい対策が重要です。黒や紺など濃い色に寄ってくる習性があるので、白などの明るい色の服を着るようにしましょう。また頭も白っぽい色の帽子が理想です。また色だけでなく、薄い服は上から吸血される危険もあるので、厚手がおすすめ。虫対策全般にいえることですが、暑くても露出を控えるのもポイントです。色や厚さ以外にも、においに反応するので、香水や柔軟剤などのにおいがしないように気を付けてください。

虫よけスプレーで対策

アブにはディート成分が入った虫よけスプレーが手軽に対策できます。

またアウトドアの虫よけといえば森林香ですが、こちらは風の影響を受けてしまう可能性もあります。

ちなみにアブの天敵はオニヤンマなので、オニヤンマくんなどを帽子につけておくのもありかも!?

殺虫剤があると心強い

あまりにしつこいアブや、テントに入ってしまったアブには殺虫剤があると心強いです。

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