鳥居道山キャンプ場は木々に囲まれ夏は涼しく、川遊びもできる楽しいキャンプ場です。共有スペースは古いですが、リノベーションされ清潔に管理されています。一度利用すればその魅力に大人は納得、子どもも楽しめる。鳥居道山キャンプ場の魅力と注意点を紹介します。
鳥居道山キャンプ場の基本情報
- 所在地:三重県三重郡菰野町千草7093
- 電話番号:059-392-2292
- 営業期間:通年
- チェックイン:13:00
- チェックアウト:11:30
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウトあり
ひとり+500円(大人も子どもも人数としてカウントされます) - アクセス:
新名神高速道路 菰野ICから(下道)…約6分
【愛知県】名古屋市から(高速道路利用)…約50分
【三重県】津市から下道…約1時間
【滋賀県】大津市から(高速道路利用)…約1時間
【大阪府】大阪市から(高速道路利用)…約1時間42分
鳥居道山キャンプ場は山の地形を生かした立地が特徴的です。国道477号を挟んで2つのエリアに分かれていて下側に管理棟があります
菰野IC方面からお越しの場合は、この↑看板が目印になります。左手に見えたらここを左折します。
大人数が泊まれそうな古い建物(バンガロー)が並び、その先に管理棟があります。
管理棟で受付を済ませると、管理人さんがサイトまで軽トラで案内してくれます。管理棟には売店はなく、薪のみ500円で購入できます。
我が家はオートキャンプ場を予約していたので、国道477号を挟んだ管理棟と反対の入り口に案内されました。(ちなみに管理棟側にもオートサイトが2つあります。)
≪利用料金≫
- フリーサイト:3,000円
- オートサイト:3,000円(管理棟反対側、一番奥のサイトのみ4,000円)
- オートサイト:5,000(管理棟側の大きめサイト、洗い場あり)
- グループキャンプサイト:6,000円(ドッグラン、洗い場・電源あり)
オートサイト・フリーサイトはキャンプ場上部に位置しています。
キャンプ場内に入ってすぐ左手にフリーサイトが広がります。とても広々したサイトですが、日当たりがいいので暑そうです。車の乗り入れができます。
オートサイトは傾斜を生かした立地で、サイト内は土の地面で平らに整地してあります。サイトの大きさはさまざまですが、基本的に広々した印象です。車も横付けできるのでとっても便利。
オートサイトは通路を挟んで両側合わせて10サイトあるかないか。バイク専用の小さなサイトもあります。
オートサイトの特徴としては、このような水道がいくつも点在していること。炊事場まで行かなくても簡単に手洗いなどができるのは有難いですね。
オートサイトがまとまってあるその先に、ひとつだけ大きめなオートサイトがあります。(今回我が家は利用させてもらいました。)目の前に炊事場とトイレがあるのでとても便利です。また中央通路の先は行き止まりになっているので、車が目の前を通ることがないので安心です。(知らずに間違って上ってくる車はありました。)
オートサイト内にはコテージが何棟かあり、1棟6,000円~で借りれるやさしい料金設定です。
管理棟がある側にもバンガローが点在。そしてドッグランサイト(1泊6,000円)があります。利用した日はソロキャンパーが集まってソログルキャンプをしていました。また管理人さんが日々よりよいキャンプ場に、と管理棟側に新しいオートサイトが完成していました。(1泊3,000円)更に坂を下ったところにプライベート感ありの屋根付きBBQ場があるサイト(1泊5,000円)もあります。
鳥居道山キャンプ場の4つの魅力
オートサイトは木陰で涼しい
オートサイトとドッグランサイト(管理棟近く)は木に囲まれているため、夏の強い日差しを遮ってくれます。そのため、夏場も涼しく快適なキャンプが楽しめます。風の強い日も影響が少ないです。利用日はヒグラシが鳴いていて風情ある涼を感じられました。
設備が古いなりに清潔感あり
炊事場
オートサイトの一番奥にある炊事場↑オートサイトの利用者はこの炊事場を使用することになります。見た目はさびれた印象ですが、シンク内はピカピカで管理が行き届いています。また蛇口から出る水は川の水をろ過した水です。
蛇口は8個あり、混んでいてもストレスなく使えます。スポンジや金だわしが置いてあります。排水口は何も蓋がないので、食べ物などを流さないようマナーを守りましょう。
こちらは管理棟近くの水場↑ソログループサイト利用者はこちらの炊事場を使うことになります。管理棟側ブロックはバンガローが点在しているので、複数個所炊事場があります。
こちらの炊事場もシンクがピカピカで、横1列に6個の蛇口があります。
どちらの炊事場も夜間はスイッチON/OFFで電気がつきます。蛍光灯に虫はあまり寄ってきません。虫嫌いの人でも安心して洗い物や就寝前の準備ができます。
トイレ
オートサイトのトイレは炊事場の隣にあります↑一見こちらも古そうですが、中は男女ともにとてもキレイです。人感センサーで電気がつきます。
男子トイレは小便器2つと洋式の個室が1つあります。小便器は流水ボタンがなく子どもが戸惑っていました。
女子トイレは洋式便所が2つあり、どちらも少量の水で流れるタイプの水洗トイレです。女子トイレのみ手洗い場があり、洗い場上に手鏡が設置してあります。女性への配慮がされていると感じました。
こちらのトイレは管理棟近くにあります↑川遊びのときにこちらのトイレを使用しました。
オートサイトとは違い、小便器が縦長の形状です。流すときは上の蛇口を回して水を出して流します。蛇口を閉めないと水は止まりませんので、閉め忘れにご注意ください。
川遊びがかなり楽しい
管理棟の横(正確には管理人さんの駐車場)から川におりられます。階段など整備されているわけではないので、びっくりするくらい傾斜があって足場が危険です。
小さなお子さんは特に注意が必要です。抱っこしておりるにしても危ないので、スニーカーやかかとがしっかり固定されたサンダル、ウォーターシューズなどを履いて挑んでください。
川におりると、人工的ではあるもののとても美しい川が流れています。深さは足首程度、深い所でもひざ下くらい。当日は流れもそんなに速くありませんでした。ただ、川に敷き詰められた丸石は滑るので注意。木々に囲まれているため木陰が多くて水遊びには最高の環境です。
子どもに大人気の滝!非日常が思い切り満喫できます。
下流には同じように高さがある滝があり危険です、近づかないようにしてください。
管理人さんがとてもやさしい
管理人さんは爽やか系な好青年。サイトの割り振りは管理人さんが臨機応変に対応してくれます。物腰がやわらかく、こちらの話や質問等に耳を傾けてくれます。また看板犬のマキくんは凛々しくてイケメン。会えたらラッキーですね!
鳥居道山キャンプ場の知っておくべきところ
ゴミはすべて持ち帰り
キャンプで出たゴミはすべて持ち帰りです。夏場は生ごみ等、帰りの車内で臭うのでビニール袋を二重にしたり、魚やお肉のトレイは水で洗ったりして臭い対策をすることをおすすめします。
シャワーがない
鳥居道山キャンプ場にはシャワー・お風呂がありません。ところがキャンプ場の目と鼻の先に温泉施設がありますよ。車で約2分、徒歩約9分のところに湯の山温泉『希望荘』あり。伊勢湾を一望できる源泉「自助の湯」で心身ともにゆっくりできます。食事をしたり、お土産を購入することも可能ですよ。
≪湯の山温泉 希望荘≫
- 所在地:三重県三重郡菰野町千種7094
- 電話番号:059-392-3181
- 営業時間:11:00~22:00(受付21:00まで)
- 入泉料:大人600円/子ども300円/幼児200円
- 不定休
- 公式ホームページ
売店がない
管理棟では薪が購入できるのみで売店はありません。自動販売機もありませんので、食材や飲料は予めチェックインする前に購入しておきましょう。(ただ自動販売機は、キャンプ場に隣接するお食事処『北の幸』の店舗横に設置されています。)
虫対策必須!
鳥居道山キャンプ場は鳥井戸川沿いに位置しているので、ブヨがいます。また雨上がりや湿気が多い日には蚊やヒルも出現します。管理人さんいわく、オニヤンマが飛ぶようになるとブヨを見なくなると教えてくれました。私たちがお邪魔したのは、雨上がりの翌日。設営時に早速蚊をお目にかかりました。そして地面をはってるヒルを目撃…!
ヒルとブヨ対策に子どもはイカリジンを含む虫よけスプレー、大人はハッカ油スプレーを使用。またタープにオニヤンマフィギュアをぶら下げておきました。その効果があったのか、テント周辺でブヨは見かけませんでした。
バイクや車が峠道を走り回る音がする
鳥居道山キャンプ場は鈴鹿スカイライン沿いなので、かなり険しい峠道の途中に位置しています。昼夜、バイクや車がすごいスピードと音で走り回る雰囲気を感じます。川で遊ぶ際や管理棟へ移動する際など、キャンプ場中央の道路を渡るときには車やバイクに細心の注意が必要です。見通しが悪い上、かなりスピードを出して走っている車やバイクが多いです。
夜はかなり暗い
オートサイト到着時からトイレ横の街頭は点灯していました。オートサイトは夜間もこの明りのみなので、とても暗くなります。トイレや炊事場への移動のためにヘッドライトや持ち運びしやすいランタンがあると便利です。
いかがでしたか?鳥居道山キャンプ場はあまり人に教えたくないほど魅力がいっぱい!我が家も絶対にまた遊びに行きます。夏場でも快適なキャンプがしたい方、水遊びがしたい方に是非おすすめしたいキャンプ場です。
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